長く愛用している私のmac miniだが、いよいよサポートが終了してしまったようだ。
サポートが終了したところで、ハードが壊れない限り問題なく使えるのだが、
一番の問題は『OSのアップデートができない』ということになる。
そうなのだ。いよいよ『macOS 10.14 Mojave』がリリースされたのである。
しばらくは良いとしても、いつまでも次期mac miniが発表されないことが問題だ。
imacやWindowsマシンなど、他の選択肢がないわけではないが、
できれば安価な新mac miniが登場することを願いたい。
もちろん、私もWindowsマシンを使うことがある。WordやExcelを使う時である。
mac用のoffice関係ソフトを持っていない私は、それらの編集が必要な時には
日常的にWindowsマシンを利用している。
しかし、Windows マシンを使っている時に感じることは、
『Command + Shift + 4』が使えたらいいなぁ。
である。
このショートカット、macでスクリーンショットを撮るためのものだ。
しかも、Windowsでの「PrtScn」と違って、任意の範囲指定ができるのである。
この便利なショートカットをWindowsマシンでも使えないだろうか。
今回はそんな話である。
2018年11月追記:Appleが、ようやく新しいMac miniを発表した。
一気に第8世代coffee lakeへ進化したのだが、それなりに値段も高くなってしまった。
さて、いつになったら買えるかな。
スクリーンショットとは
「スクリーンショット」や「キャプチャ」とは、
を指す言葉である。
正確な言葉の違いは置いといて、共に同じ様な意味で使われているようだ。
macを使っている方ならご存知かと思うが、 『Command + Shift + 4』で簡単に
指定範囲のキャプチャを取ることができるのだ。上の画像がそれである。
画面全体をキャプチャしたい時には『Command + Shift + 3』にすればOK。
操作自体も簡単であり、さらに自動的に画像ファイルとして保存されるので
ブログ作成時にはとても便利な機能なのである。
もちろんWindowsマシンでも『PrtScn』が使えるのだが、
『範囲指定』ができないために、画面全体をキャプチャすることになってしまう。
ということは、必要な部分を切り取りたい時には「ペイント」などの画像ソフトで、
トリミング編集などの一手間をかける必要があるのだ。
つまり、Macよりもかなり面倒なのだ。
と思っていたら、できるようになっていた。
Windowsでも『範囲指定』を行ったキャプチャが簡単にできるようになっていた。
では、その方法について順番に解説していこう。
Windows10でスクリーンショットを撮る方法
Windowsでのスクリーンショットの保存先は?
macでスクリーンショットを撮ると、そのファイルはデスクトップ上に保管される。
そのファイルを別のフォルダに移動したり、別のアプリから読み込んで利用するのだが、
Windowsの場合は、自動的にファイルとして保存されるようにはなっていない。
では、『PrtScn』で読み込んだ画像はどこにいってしまうのかというと、
「クリップボード」へ一時保管されるのだけである。わかりやすく例えると、
「コピペ」の「コピー」をしただけの状態である。つまりその次には
「ペースト」の作業をしないとスクショを利用することができないのだ。
「ペースト」、つまり貼り付けの場所はどこでも構わない。一般的には「ペイント」
などの画像編集ソフトを利用する事が多いだろう。一旦貼り付ければ、その後ファイル
として保存することが可能となり、他のアプリでも利用することができるようになる。
Windowsでスクショを撮る方法をまとめるとこんな感じだろうか。
- パソコンのPrtScnボタンを押す。→ 画面全体がキャプチャされる。
- ペイントなどの画像編集ソフトに「貼り付け」→ ファイルとして保存可能になる。
- 画像編集ソフトで「トリミング」→ 必要な場所だけを切り抜いて利用できる。
Windows10では、Windowsアクセサリに昔から用意されている「ペイント」やその最新版である「ペイント3D」が無料で利用することができる。「ペイント」はいずれ「3D」へ統合される予定になっているそうだ。
範囲を指定してキャプチャする方法(クリップボード)
Windowsでは、以前は画面全体をキャプチャする事しかできなかったのだが、
2017年ごろからは、範囲指定をすることが可能になっているとのこと。
その方法をまとめると以下のようになる。
- 「PrtScn」 画面全体をキャプチャする。(従来の方法)
- 「PrtScn + Alt」アクティブなWindowのみキャプチャする。
- 「Windowsボタン + Shift + S」
指定範囲をキャプチャする。「切り取り&スケッチ」を起動する。
画面全体をキャプチャする方法 「PrtScn 」
Windowsで昔から利用されている方法だ。キーボードの「PrtScn」を押せばよい。
機種によっては「fn」キーと同時押しが必要な場合もある。
その操作だけで、ディスプレイの表示全体がキャプチャされるので、
「ペイント」などのWindows 付属の画像ソフトなどに貼り付けた後に、
名前を付けて保存することができるようになる。
必要なWindowのみを選択してキャプチャする方法 「PrtScn + Alt 」
「PrtScn」キーと「Alt」キーを同時押しすることで、画面上で複数開いている
Windowのうち、アクティブなWindowのみをキャプチャすることが可能だ。
アクティブWindowのサイズに関係なく、そのWindowのみをキャプチャしてくれるの
だが、なぜか微妙にアクティブWindowの周囲を数mm含んでしまう事が残念である。
もちろん保存先は「クリップボード」なので、何かに貼り付けないと保存できない。
範囲指定してキャプチャする方法 「Windowsボタン + Shift + S」
2019年3月追記:この方法は2018年秋頃から変更になっており、現在では「切り取り&
スケッチ」の呼び出しショートカットとして機能するようになっている。
「Windowsボタン」と「Shift」、「 S」の3つを同時押しすれば、
画面全体が白くモヤがかかったような状態になる。やや暗くなり「切り取り&スケッチ」
の機能が呼び出される。
その状態のままマウスで範囲を指定すれば、『指定範囲』のスクショが得られるのだ。
もちろん四角い範囲だけでなく、自由な形での切り取りも可能だ。
これぞ、まさにmacでの『Command + Shift + 4』に相当する内容である。
ただし、Windowsでは「クリップボード」に保存されるだけである。
クドいようだが、「何かに貼り付ける」操作が必要になる点が少し残念である。
現在では、自動的に「切り取り&スケッチ」の作業スペースに貼り付けられるので、
編集作業やファイルとして保存することも簡単になった。
範囲を指定してキャプチャする方法(場所を指定して保存)
範囲を指定してキャプチャする方法として、もう一つ紹介しよう。
Windows10標準アプリである「Snipping tool」を利用する方法だ。
この方法では、比較的保存の操作が簡単なので試してみてほしい。
2019年3月追記:「Snipping tool」は今後「切り取り&スケッチ」の機能として統合
される予定になっている。今の所問題なく利用できているが、「切り取り&スケッチ」
でもほぼ「Snipping tool」の全機能が使えるので試してみてほしい。
「切り取り&スケッチ」について詳しくは、こちらの記事にまとめている。
WindowsマシンでMacの『Command + Shift + 4』と同じように、画面の範囲を 指定したスクリーンシ…
Snipping toolを起動する
「Snipping tool」は「Windowsアクセサリ」に標準で付属している。
- 「スタート」ボタンをクリックする。
- 「Windowsアクセサリ」を展開すれば「Snipping tool」が見つかる。
- 面倒なら「タスクバーにピン留め」しておけばOK。
切り取った画像は、その場で簡単な編集も可能
「Snipping tool」を起動すると次のような画面が出てくる。
「新規作成」をクリックすると、画面全体が白くモヤがかかったようになるので、
マウスで範囲を指定すればOKだ。
範囲を指定すれば、自動的に指定部分の画像が表示されるので、後は好きに加工して
「ファイル」から「名前を付けて保存」を選択すれば画像の保存ができる。
スクショをファイルとして保存したい方には、こちらのほうが使いやすいだろう。
まとめ
mac miniが更新されないことへの愚痴から始まった今回の内容。
私は、macのほうが操作に慣れているために、なにかと使い勝手が良いのだが、
買い替えの費用があまりにも高くなってしまうようなら
Windowsマシンでもよいのかなぁ。
と考えてしまう。
ましてや、『Command + Shift + 4』の問題まで解決してしまったので、
いよいよmac miniの引退も近いのかもしれない。